2018年05月25日

土壌の「見える化」


こんにちは。
ブリッジライターNAOです。



先月、『「土」とは何か?基礎の基礎を徹底解説!』

というタイトルで、
「土」の話をしました。


今回の記事では、もう少し深堀りしてみましょう^^

「土(土壌)」の良し悪しを、評価する方法についてです!




トピックはこちらから。



@「土壌」の3つの評価基軸とは?


A「土壌」の複雑性をそのまま表現


B「土壌」の環境DNA解析×機械学習


C勉強会お知らせ
世界一周 わたしの居場所はどこにある!?(西井敏恭さん)





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@「土壌」の3つの評価基軸とは?



まず、前回の記事では
あえて「土」と「土壌」のニュアンスの違いを考慮せず、
同じものとみなして「土」で統一表記しました。


しかし今回の記事では、

「土壌」というものは、
「岩石が微細化しただけのものである”土”に
 生物由来の有機物など様々な成分が混合したもの」

とします。

微生物や(ミミズやトビムシなどの)小動物とのコラボで、
物質やエネルギーが循環し、
植物が生育するのに適した状態になっているものですね。



その土壌の状態を測る指標としては
大きく3つあります。

それは、物理性、化学性、生物性です。


物理性とは、
団粒構造、硬さ、水はけ
などのことで、数値化しやすいものが多いですね。


化学性は、
pHや、窒素・リン・カリウムなどの成分
など、こちらも基本的には数値化できるものです。



そして生物性は・・、
実は最近まで研究があまり進んでいませんでした。

土壌の中にいる生物の数や種類は、
あまりに多く、しかも相互に作用しあっています。

1種類の生物だけ取り出してその性質を解析することはしていますが、
まだまだ未知の微生物が9割ほどいるだろう、と推測されています。

つまり、解析不可能なほど多様で複雑なため、
論文になりにくいんですね。



しかし!
次に紹介する2つの方法は、
その困難な生物性の指標・評価をしているものとなります!





(参考までに、これから下記で紹介する解析法とは直接は関係ありませんが、
 土壌微生物のDNAを発光させる技術で撮影したものです)
土壌の銀河.jpg
(横山和成氏のHP、ノルウェー国立ベルゲン大学より)





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A「土壌」の複雑性をそのまま表現



前回の記事で、下記の勉強会をご案内してました。

複雑系の動的解析技術の実用化と人類の持続的生存への提言
〜土壌微生物生態系の定量評価研究の成果として〜


農学博士の横山和成氏によるお話です。


事前にご本人の許可をとって撮影・録音もしたのですが、

横山氏の土壌解析の事業をしている会社、
株式会社DGCテクノロジーの宣伝が含まれてしまった

・・とのことで、
慎ましくも一般公開は差し控えることになりました。

・・実際は、宣伝っぽい部分なんてなくて、
何も問題はないと感じましたけど


(※このときの動画とスライド資料は、
  下記C勉強会のご案内のところで示している
  フォームに登録していただければ、
  後半のDGCテクノロジーについて言及している部分を
  カットしたり編集したものを
  そのメルマガ会員さんにだけ公開します^^)




さて、その勉強会のタイトルからして
かなり難しそうに見えますが・・


「土壌微生物生態系の定量評価」

というところだけ解説しますと、


土壌の微生物がたくさんの種類いるけども、
それらの総体や関わり合いなど(=生態系)をすべてひっくるめて
数値にしたもの


ということです。
(まだわかりにくいかな?^^;)



なお、これまでの科学的手法では、

「どれだけ種類の微生物」が
「どれだけの数がいて」
「どんなことをしているか?」

を探求していました。


しかし、横山氏の考案した手法では
それらをあえて問わず、

土壌の微生物「群集全体」が、
「どれだけ速く」、
どれだけ多様な有機物を分解できるか?

だけを問うことにしています!



その具体的な方法は、

8×12=96の小部屋のあるプレートに
95種類の有機物を入れておき、
(1つは対照区として水とかだけ入れておくのでしょうね)

土壌を希釈した液を
そのプレートにそのまま添加します。


そしてしばらくすると・・・

ある部分(有機物)は分解し、
ある部分は分解せずにそのままです。


そのパターンを数値化してみるわけですね。

プレート比較.png
(株式会社DCGテクノロジーより)

あまり多くの種類の有機物を分解できない土は、
生物性が乏しく、

より多くの種類の有機物を分解できる土が、
生物性が豊か、

というのが、一目瞭然です!


しかも数値化もできるので、

違う地点同士の土壌を比較することも、
同じところの土壌の時間ごとの変化を追うことも可能ですね!






.


B「土壌」の環境DNA解析×機械学習


次にご紹介するのが、
この前偶然、ツイッター経由で見つけた
こちらのプロジェクトになります。






海や河川、湖沼などで魚の粘液や糞に含まれるDNAを分析することで
生物多様性を知る「環境DNA分析」というものと、

それらの多くのデータと、他のデータの組み合わせから
機械学習によって規則性(相関性)を探る、

という手法のようです。


まだ現時点では、
大量にデータを集め、これから規則性を探って、
手法として確立していく

という途上段階のようですね。


クラウドファンディング形式なので、
ご賛同いただける方はご支援をどうぞよろしくお願いいたします!^o^



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.


C勉強会お知らせ
世界一周 わたしの居場所はどこにある!?



最後に、土壌の話からは変わりますが、
今回も大物ゲストを迎えての勉強会のご案内です!


ゲスト講師は、西井敏恭(としやす)さん。

オイシックスドット大地株式会社の執行役員で、
CMT(チーフ マーケティング テクノロジスト)であり、

大手企業のECサイトのコンサルなどをする
株式会社シンクロの代表取締役社長でもあります。


非常に評価の高い書籍


も書いていらっしゃいますね。


まぁでも、今回のテーマはこちらのようです。





時間は19時から21時、

場所は都内某所、

参加費は無料

藤田和芳さん(オイシックスドット大地の取締役会長)が
必ず出席する懇親会にも参加する場合は実費、

となっています。



ご参加希望、
もしくは参加はできないかもしれないけどもう少し詳細を知りたいという方は、

このブログの最下部にある登録フォームか、
こちらのリンク先からご登録お願い致します^o^/
     ↓
http://bridge-writer.com/member/cf/touroku




※「オイシックスドット大地」は、
 さらに「らでぃっしゅぼーや」も統合して
 7月から「オイシックス・ラ・大地」と社名が変わりますね。




追伸:

確定ではなく、また気が向いたらどうなるかわかりませんが、
たぶんこれから半年間くらい、個人的な事情で
このブログの更新をお休みするかもしれません。

(あ、別に悪い状況じゃありませんよ^o^)

一応、心配されるといけないので、あらかじめお知らせしておきます^^





ブリッジライターNAO




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当ブログのコンセプトと自己紹介を書いた初回記事
『インターネットと農業 とは』
http://boom-nao.seesaa.net/article/319009463.html

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posted by ブリッジライターNAO at 08:08| Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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