2013年02月11日

「工」の新・解釈


こんにちわ。NAOです。
二回目のご訪問でしたら大感激です。

初めてご訪問するお方は、
よろしければ最初の記事からお読みください。
インターネットと農業
http://boom-nao.seesaa.net/article/319009463.html



さて、前回の予告通り、この記事では
(こう)」という字の
美しい解釈について述べます。

これは文化人類学者の竹村真一氏が、
折に触れてよく持ち出す話なのですが、
すごく芸術的なのに
他では聞いた事がないので、
広めたいと前々から思っていました。

それではもったいぶらずにご紹介しますね。



****************
「工(こう)」という字は、
天(上の線)と地(下の線)をつなぐ営み(縦の線)
を表している。

****************



〈NAOによる解説〉

縦の棒(つなぐ営み)は、
つまり人間のことを示唆しています。

天に向かって地に対し垂直に立つ生命体は、
人間か、樹木か、
風太くん(レッサーパンダ)くらいです(笑)


「工」の字から「工業」「工場」しか連想できないと
ちょっと解釈が狭くなるので困るのですが、

「工」を西洋(セム語族)系の語源で見ると、
architect ですね。
人間による創作」というニュアンスがあります。


よって、この名言は、

あらゆる創作活動は、
大地から生まれ地上に暮らす人間が
天界とアクセスする事を目指す
そんな行為・営みである、と言っているのです。



・・・これが「工」の美しい解釈ですが、
これだけだと、ピンとこなければ
「ふーん、面白いね」
で終わってしまうかもしれません。



ちょっと待ってください、
続きを用意しています(笑)



****************
地球ってのはEARTHっいいますよね?
最初のEはEDEN 大地です
最後のHはHEAVEN 天国です
そして大地と天国をつなぐのが、ART 芸術なんですよね

****************


〈NAOによる解説〉

お笑い芸人、松本人志氏の言葉だそうです。
「地球」の部分は「人間の住む世界」と
読み替えておきましょうか。


芸術(ART)と技術(工、technology)
は語源としては同じです。
前述のarchitect です。

実際、ルネサンスの頃には、
芸術と技術に違いはありませんでした。
例としてレオナルド・ダ・ビンチは芸術家でもあり
科学者としての功績も大きいことは有名ですね。


さて、今の二つの名言、
同じ事を言っていると思いませんか?


どちらも、

天地を人間の営み(architect)がつないでいる

ということです。


僕はこのふたつが自分の中でリンクしたとき、
鳥肌が立つほど感動しました。



ただここで、あえて斜に構えて見直すと、
どちらも所詮、言葉遊び・語呂合わせではあります。
(工の字は板に釘を通す象形文字ですし、
 EARTHもたぶん語源は違うものです)



でも、それでも構いません、
だって、圧倒的に美しいんですから。


東洋と西洋の全く起源の違う言語体系で、
ほぼ同じ深遠な解釈が、
同時代に、同じ地域(日本)から発信され、

それを見つけてしまった喜びに
一人PCの前でしばし恍惚としていた
ような記憶があります。
(変態ですね笑)



それからさらに時をおいて、
僕の中でインターネットと農業
同時に視野に入れて考えてみたくなったとき、

すぐにこの2つの名言とつながりました。



そう、「インターネット」と「農業」も、
」「ERATH」と同じく

天地と、それをつなぐ人間の存在を前提としていると。



地(大地)は言わずもがな、農業の根幹ですよね。
あまり例外はないと思います。
そしてエデンは、「」という言葉が続くように
豊穣な農地を示唆することもあります。

そこに人の手(技術)を加える事で、
食物という恵み・ギフトを得て、
地上に広く文明を展開してきました。



一方「」と「インターネット」について。

天・ヘヴンは、神々の暮らす世界のことであり、
時間と空間の概念(もしくは制限)が無い
とされています。

この点は、最初の記事でインターネットについて
記述したのと共通点です。
(現時点でのインターネットでは、
 視聴覚情報のみ、という技術的制約があるものの、
 時間と空間における
 古典物理学上の超越は達成されています)


インターネットは、
「人間の“脳”の拡張機能
だと言われることも多いですね。

脳内の神経ネットワークが無限の回路で
作り出す想像の世界は、まさに天国に近いものであり、
(多少の表現手段の枠はありますが)
インターネットを使ってその創造物を
時空間を超えて届けることが可能になりました。



大地から生じて垂直に立つ人間の頭部から、
無限に横につながって広がる想像(創造)の世界・・

こんな感じ↓ (目を細めて見てください笑)

工工工工工工工工工工工工工工工



終わりが見えてこないのでそろそろ
無理に締めますが(笑)、
この記事もしくはこのブログ全体のテーマとして、
人間礼讃』があります。

「人間って、すげー」と。





ところで、中2病ってありますよね。
僕は割と克服が遅く、22、23歳位まで
中2病を自覚してました。
自意識過剰で無駄に厭世感を抱いている状態です。

人間なんてどうせすぐ滅びるさ、
という典型的な浅いニヒリズムに浸っていたんです。

中途半端に環境問題に関心を持った学生が、
ニーチェやキェルケゴールをちょびっと齧っただけで
こんな痛々しいことに(笑)



今でも人間が数百年以内に
滅びる可能性は結構あると思っていますよ。
実際、そういう因子を抱えていますから。
(核兵器なり環境汚染なり)

でも、こんなにすごい人間が
ちょっとした方向違いで簡単に滅びてほしくない
と今では心から思っています。


ですから、大それた物言いかもしれませんが、
「人間ってすごくて面白いから滅ばないでほしーなー」
と思っている、僕と読者のあなたが、
人間としての能力を高めて周囲に影響力を持ち、
よりよい世界を築く主体になってほしい、
と空想しています。


次回の記事では、何度かちらほら書いてますが、
このブログが、読者であるあなたのために
存在する目的・意義をもっと掘り下げて整理して、
お伝えしたいと思います。

(意味も無く文字の羅列をサーバー空間に
 置いておくだけでは宇宙のゴミと同じですから・・)



お楽しみに。



NAO


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posted by ブリッジライターNAO at 23:52| Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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