2016年01月31日

自然共生型水稲栽培研究会ワークショップ報告 と今後の方針(後編)


こんにちは。
ブリッジライターNAOです。


さて、今回は先週の
「自然共生型水稲栽培研究会ワークショップ報告 と今後の方針(前編)」
http://boom-nao.seesaa.net/article/432920040.html
の続きとなります。

基本的には研究会の発表内容をまとめる形ですね。



冒頭は「自然共生型水稲栽培プロジェクト」そのものについてでした。
前回の記事参照)


そして最初の演題として、
粕渕先生の発表は、
江戸時代の農書についての分析でした。

詳しくはフェイスブックページのアルバムの
資料を撮影したものを参照いただきたいですが・・
http://on.fb.me/1QkAv5T

ここでは簡単に。


要点はひとつ。

「稲作では、中耕除草の回数が多いほど、収量が増える」
(※中耕=中打ち:作物の栽培途中で畝を浅く耕すこと)

ということです。

それはどういうメカニズムなのか?
とその後の懇親会の時に直接粕渕先生に質問しましたが、
水田の水を攪拌することにより、
N(窒素)固定が進むからだそうです。

(ここからはNAOの知識による推測)****
窒素分は作物の収量・大きさにダイレクトに効く成分ですものね。
N固定(=空気中の窒素を土壌や植物の根に吸収できるようにすること)
をするのは窒素固定細菌という微生物の働きによるものですが、
好気(酸素が多い状態)条件が良いということなのでしょう。

ちなみに、こちらのサイトは教員や科学者向けのものですが、
窒素固定細菌と好気性について詳しく書かれています。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=907
*****


次に、山形大学国際自然共生型水田研究所長の佐藤智先生の発表。

水田生態系の生物多様性の役割」というタイトルで、
こちらは要点は2つ。

・有機栽培にすると生物種が多くなるよ
・タニシが稲の収量に良い影響を与えているよ


前者は当たり前に聞こえるかもしれませんが・・苦笑
ちゃんとゴミムシという益虫(害虫の天敵)の種類と数が増えていることを
計測しているので、貴重なデータですね。


後者のタニシの話はなかなか興味深く、
タニシ自身が藻類を食べているのですが、
その藻類を増やす作用も及ぼしているそうです!

これは見方によってはタニシによる農業ではないですか!


ちなみにフェイスブックページの方で以前紹介した
【農業をする粘菌】という記事を思い起こさせますね。
http://on.fb.me/1nWaDUV



次に、
山形県農業総合研究センター長の大場伸一先生の
山形県の有機農業の現状と課題

・・これ、別枠でしっかり書きたいので、
また別の機会に回そうかなぁ・・苦笑

この発表は数値も含め、
パワポ資料として1番見やすくまとめられているので、
これホント、こちらのアルバムを1度見てみてください。
http://on.fb.me/1QkAv5T



次は、博士課程の現役学生でもあり、農業者の荒生秀紀さん。
自然共生型水稲栽培でのコメ作りを実践して

彼は「伝える」ということの意識がとても強く、
ものすごく平易な言葉と見やすいプレゼン資料で、
とにかく分かりやすい発表をしてくださいます。

3つのポイント
おいしい・たくさん・つづく

が、自然共生型栽培で可能!
と3年間の実践で証明したことを発表していらっしゃいました。

つまり、食味値検査、収量、連作による収量減がないこと
を3年分のデータでもって示しています。




そして最後に、
中村静雄さんの登場です。

前々回の記事
自然栽培 でお米を育てている農家と研究者のネットにはでない、 ほんとうの話
を主催してくださった、事業家の方です。
http://boom-nao.seesaa.net/article/426821551.html

(中村様には個人的にとてもお世話になっています)

こちらは研究発表ではないので、
これも別枠で詳しく書きたくなりました(苦笑)

また、主題としては、前々回の記事で後半にも書いた部分と重なります。


********

自然農法がなかなか広まらないのは・・

@栽培・収穫できるか不安
  →栽培方法の理念があいまい、味も終了もバラバラ →理論化すべき

A販売先があるか不安
  →某◯Aは買い取ってくれない
  →ネット・口コミで自主販売(でも農家が自分でやるのは大変)

B周囲の声・自分の弱い心との戦い
  →集落とのコミュニケーションはしっかり

********


今回お話くださったのは、

自然農法を広めていきたい。では具体的にどうするか

ということです。




次回はここに僕の考えも含めていきたいと思います!

では〜
(ふう、なんとか先週の宣言(1月中には書きます)を守れた・・)





ブリッジライターNAO


************************

当ブログのコンセプトと自己紹介を書いた初回記事
『インターネットと農業 とは』
http://boom-nao.seesaa.net/article/319009463.html

FBページ版インターネットと農業もあります。
インターネットと農業の可能性を広げることに関連する
イベント・ニュース・セミナー等の情報を共有する場です。
ご賛同いただけたら「いいね!」or「シェア」をお願い致します!


************************


posted by ブリッジライターNAO at 23:35| Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

月1〜数回配信の ゆるメルマガ
Base Bridge Brains はこちらから↓
お名前
メールアドレス
パスワード
(いつでも変更可)

<ご登録の特典プレゼント>

文章を書く人は必見!
『言葉に生命を吹き込む たった3つの”本質”テクニック』(pdf12枚)

■筆者が話者を務めた3つの講義のスライド資料など(非公開部分)

・「南方熊楠から見た、今西錦司の『生物の世界』」
 ※レジュメはこちら↓
 https://boom-nao.up.seesaa.net/image/minakata-imanishi.pdf
・「量子論(素粒子論)×『般若心経』」
 ※レジュメはこちら↓
 https://boom-nao.up.seesaa.net/image/quantum-hanya.pdf
・「スピノザと複雑系から、”いのち”を考える」
 ※レジュメはこちら↓
 https://boom-nao.up.seesaa.net/image/Spinoza-complexsystem.pdf

以上の4つを無料プレゼント!!
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。